《月経カップ》全女性に使ってほしい！生理がもっと快適になる生理用品

2022/09/15 13:42

「頻繁に交換しなくても良くて、普段と同じショーツを履けて、生理中ってことを忘れられる．．．」

そんな女性にとっては夢のような生理用品が《月経カップ》なんです。

ここでは月経カップとは何か、メリット・デメリット、使い方をご紹介していきます。

【月経カップってなに？】

月経カップとは、シリコン製のカップのことで膣に直接挿入して経血をためていきます。

経血が溜まったらカップ内の経血を捨てて再び洗って装着します。

経血は4～12時間ごとに捨てる必要がありますが、最長で12時間使用し続けることができます。

ナプキンやタンポンが、経血を「吸い取る」ことによって周りに広がらないようにしているのに対して、

月経カップは経血を液体のまま「ためる」のが特徴です。

日本では、フェムテックへの注目とともに、ようやく認知度が高まってきた月経カップですが、

まだ身近に使用している人も少なく、情報が少ないため挑戦しにくいのが現状です。

海外では昔から主流のアイテムで、欧米では1990年頃より薬局などで販売されるようになりました。

【カップのサイズ選び】

月経カップは、経血量や出産経験にあわせて選びましょう。

＜Sサイズ＞

・30歳以下の人

・出産経験のない人

・月経カップを初めて使う人

・経血量が少なめ〜普通の人

＜Lサイズ＞

・30歳以上の人

・出産経験がある人

・経血量が多い人

上記はあくまで目安です。

月経カップを初めて使用する人や、「これが入るのか...」と不安に感じる方は《Sサイズ》から使ってみるのがオススメです。

サイズでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

【月経カップのメリット】

●陰部の肌トラブルを防ぐことができる

ナプキンのように外陰部に経血が密着して蒸れないため、肌トラブルを防ぐことができます。

経血が流れ出てくる不快感もなく、かゆみや炎症を引き起こすこともないため、特に肌が弱い人には非常に有効です。

月経カップを使用していればナプキンを使用する必要がないため、月経時の陰部の肌トラブルを防ぐことができます。

●ナプキンやタンポンより長時間続けて使用できる

経血の量にもよりますが、月経カップは最長で《8～12時間》使用可能です。

ナプキンやタンポンよりも容量が大きいので、何度も取り換える必要がありません。

就寝時も漏れる心配がなく、シーツを汚しません。

育児や会議など休憩がとりにくい仕事や、旅行の時などにかなりオススメ！

●ニオイがしない

生理中のニオイの原因は、ナプキンやタンポンに付いた経血が空気に触れて酸化し細菌が増殖するためです。

月経カップの中は真空で経血が空気に触れないため、ニオイがほとんど発生しないんです！

ナプキンやタンポンより非常に衛生的。あの嫌なニオイがしないのは本当に嬉しいですよね！

●海・プール・温泉に行ける

タンポンだと紐が出ているのが気になったり、その紐を伝わって経血が染み出てしまうことがあります。

月経カップは、正しく装着すれば経血が漏れることはありません。

カップ自体が腟内に収まっているため、周りの目を気にせずに水に入ることができます。

現在は水泳選手やフィンスイミング選手などにも使用が推奨されています。

●繰り返し使えて経済的

月経カップは洗って繰り返し使えるため、１度購入すると5年以上使用できます。

通常１個3,000円～5,000円と初期費用は掛かりますが、毎月のナプキン代が約500円とすると、

１年分のナプキン代よりはるかに低コスト！

しかも当店なら他よりも安くご購入いただけます！

●ゴミが減り環境にやさしい

欧州委員会が行った海洋プラスチック汚染調査では、海に捨てられるプラスチックの第５位が生理用品。

包装紙や吸収体ポリマーなどにも多くのプラスチックが使われています。

月経カップは、これらの環境汚染となるごみを排出しません。

●健康管理ができる

月経カップにたまった経血を観察できるため、経血量や経血の色で健康状態を把握しやすくなります。

また、メモリがついているため、１日の経血量を測ることができます。

正常範囲の経血量より多かったり、「いつもより多い」時には医師に相談をお勧めします。

※1回の生理期間中に出る経血量は20～140mLが正常といわれています。

【月経カップのデメリット】

●初期費用が掛かる

月経カップは通常１個3,000円～5,000円なので、ナプキンやタンポンに比べると初期費用が掛かります。

ただ、その後は費用が掛からないため長い目で見ると最もコストパフォーマンスが良いです。

小さいので保管場所にも困らなくてGood！

●慣れが必要

月経カップの挿入や取り出しには少しコツがあり、正しく装着しないと漏れてしまうこともあるので何度か使って慣れる必要があります。

出産経験や性交渉の経験がない方は腟が広がりにくいため、装着しづらいと感じるかもしれません。

不安な方はいつでもお気軽にメールやDMでご相談くださいね。

●正しく装着しないと漏れる

月経カップから経血が漏れてしまう原因は２つ。

①カップが膣内で開ききっていない

②経血量がカップの容量を超えてしまった

漏れを防ぐためには、挿入後はカップを指でなぞって開ききっているか確認しましょう。

カップを回転させたり少し引いたりして、正しく装着することで漏れのリスクを減らすことが出来ます。

しっかり開いているのにも関わらず、短時間で経血が漏れてしまう場合は容量が合っていない可能性が高いので、

漏れが気になる場合は月経カップのサイズを上げてみてください。

経血量が多い日に漏れの不安がある場合は、ナプキンや《吸水ショーツ》と併用するのもオススメです！

当店の《生理用吸収Tバック》と併用すれば、万が一漏れてもショーツが吸収してくれるのでとっても安心♪

※オススメの吸収Tバックは↑リンクか下部の商品をご覧ください。

●手入れが必要

月経期間中に毎日消毒する必要はなく、連続して使用する期間中は、１日１回の石鹸洗いだけで充分です。

新しい月経カップを使う前と、月経期間が終わった後には、《煮沸消毒》を行います。

月経カップを長持ちさせるためには、毎月煮沸消毒をして通気性の良いポーチなどで保管すると良いでしょう。

汚れた月経カップを12時間以上膣内に入れたままにすると、トキシックショック症候群（TSS）という

黄色ブドウ球菌の産生する毒素が原因で起こる急性疾患を引き起こす可能性があります。

大切なのは、使用方法を守ることです。使用方法を守れば、上記の疾患を起こすことはまずないでしょう。

【月経カップがおすすめな人】

月経カップの特徴は、長時間使い続けられることと、激しく動いても漏れる心配がないこと。

ある意味「使用できない人」以外のすべての人にオススメできますが、特におすすめなのは次のような人です。

●頻繁にトイレに行けない環境にいる人

育児や仕事が忙しい人、接客業の人、外で業務を行う人、長時間の手術に入る医療従事者など。

●スポーツを行う人

スポーツインストラクターやスポーツ選手だけではなく、部活や趣味で月経中もいつも通りの動きをしたい人にお勧めです。

特に水中で行うスポーツには利用効果が高いようです。

●衛生環境が整っていない場所で仕事をする人

衛生環境が日本のように整っていない国で仕事をする場合にも、付け替えのタイミングやごみの処理を気にしなくて良くなります。

●子育て中のお母さん

子育て中は自分のタイミングでトイレに行けなかったり、月経中も子どもと一緒に入浴しなければいけないことがありますよね。

経血が子どもの目に触れたり、湯船のお湯を汚すことを心配しなくてよいため、安心して子どものお世話ができます。

【月経カップをお勧めできない人】

●産後６週間未満の人

悪露が完全に終わった後であれば使用は可能です。

ただし、分娩時に腟壁への負担が大きかったなどのトラブルがあった場合は、使用しても大丈夫な状態かどうかを医師に相談してから使用した方が安心です。

●重度の子宮下垂や子宮脱がある人

月経カップが子宮の下垂とともに腟の外に押し出されてしまう位の子宮下垂や、子宮脱の状態であれば、まずは医師に相談が必要です。

また、腟中隔（ちつちゅうかく）などの生まれつきの病気で、腟に仕切り状のものがある人は使えない場合もあります。

【月経カップの入れ方】

1．まず手をよく洗う

2．便座に腰かけて足を肩幅より少し大きめに開く

3．月経カップを折りたたむ

4．カップを折りたたんだまま指と一緒に腟内に入れる

5．指の第２関節くらいまで入ったら指を離す

6．カップが腟内で完全に開いているかを確認する

7．カップの側面にへこみがあったりカップのふちが織り込まれている場合はカップの側面数か所をぺこぺこ押したり、底をつまんで軽く回転させる

※挿入に慣れるまでは、お風呂場などで試してみると良いでしょう。

【月経カップの取り出し方】

1．まず手をきれいに洗う

2．便座に腰かけて足を肩幅より少し大きめに開く

3．リラックスした状態で排便時のようにいきむ

4．指を腟の入り口に入れて、先端のステム(引っ張る部分)が指に触れるまで何度かいきむ

5．指先にステムが触れたらそのまま側面をたどってカップの底面を人差し指と親指でつまむ

6．カップと腟壁の密着が解除されてカップ内に空気が入ったら、カップ本体を指で折りたたんだまま腟の方向に沿って抜き出す

7．たまった経血を便器などに捨てて流す

8．カップを流水で洗って再度装着する

9．再装着しない場合は煮沸消毒をして通気性の良いポーチなどに入れて保管する

※外出時は．．．

1．手を洗って個室トイレに入る

2．月経カップを取り出す

3．経血を捨てる

4．トイレットペーパーでカップの経血を拭う

5．再装着

※水で綺麗に洗ったり、別の月経カップに交換する必要はありません。

我々の膣には元々自浄作用があるので、そこまで神経質にならなくてもOK！

【お手入れ方法：煮沸消毒】

毎日煮沸消毒をする必要はありません。

生理中は石鹸で洗い、生理が終わったら消毒を行ってください。

では、方法をご紹介しますね。

《生理期間中のお手入れ方法》

1．流水でカップ全体を洗い流す

2．石けんで月経カップ全体を優しく洗う

※石けん洗浄は、1日1回でOKです。

※月経カップを腟から取り出してすぐ再挿入する場合は、洗う必要はありません。

《生理後のお手入れ方法》①②どちらかでOK

方法① 鍋で煮沸消毒する

1．沸騰した湯の中にカップを入れ、10分間待つ

2．乾燥させてから清潔な袋に入れて保管する

（当店オリジナル巾着をご利用ください）

方法② 電子レンジでチン　※オススメ！

1．耐熱容器に水を入れ、月経カップを入れてふたをする

2．レンジでチン（600W 3～5分間）

3．熱が冷めてから月経カップを取り出し清潔な布で拭き取り乾燥させる

4．ノベルティの当店オリジナル巾着に入れて保管する

電子レンジでチンで充分殺菌できます。

これなら手間がかからず簡単なので挑戦しやすいですよね！

手間や物は必要最小限に。

いかがでしたか？

月経カップは生理生活を格段に過ごしやすくしてくれるアイテムです。

生理中の蒸れやにおい、かぶれなどの心配がなく快適で、最長12時間もつけらるので仕事や育児にも集中できます。

しかも、ゴミが一切出ないので、トイレのゴミ箱の掃除をしなくていいのもうれしいですよね。

生理期間中にニオイが気になる人や肌がかぶれやすい人、長時間ナプキンを交換できない人はぜひ使ってみてくださいね。

「もっと早く出会いたかった！」と思うくらい、楽チンでとても便利な生理用品ですよ。

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